東日本大震災から5年 (2): あの震災に、予兆はあった

こんにちわ。
今日はこれから外出予定で、じつは忙しいんですが、この後のほうが忙しいと思うので、今 up しておきます。


昨夜、わたしは時間をかけて、東日本大震災当時の自分の日記を読み返した。
当時、わたしが手書きで残したメモは、ちょっと書類の山の中にまぎれて探せなかったのですが、
ノートPC内のテキストファイルは無事でした。
このファイルは日記で、当時の様子を詳しく書き残してあります。


東日本大震災は、当日の朝からわたしは忙しくて、朝食を用意して食べたあと、昼食を用意して食べて、ひと休みしていた頃、15時前に発生しました。
この時、わたしはテレビを観ていませんでした。
ちょっと、休んでいたのかな?
震災発生から30分以上経過してから、テレビを観て、大地震の発生を知りました。


それで、テレビの情報を見ながら、「これは大きな地震だ、だけど東北沿岸は、1年前にチリ大地震で津波発生の報があった時に、ほとんどの住民が避難しなかったというから、今回も、似たようなもんだろう」と、そのようなことが、脳裏をよぎりました。


その通りで、というと語弊があるが、
この大震災では、本震直後から大きな余震が続いたにもかかわらず、さほど津波避難が徹底しなかった、
ということが、後にたくさん報道されています。


おそらく、生き残った人たちも、もっと楽で幸せだったか、津波で死んだ人の数も、激減していた。


わたしのは、あくまでも仮説ですが、この、東日本大震災の1年ほど前に、地球の裏側のチリで大地震が発生し、大津波警報(3メートル予想、Wikipediaが日本の太平洋沿岸に発令されたにもかかわらず、多くの住民がそれを無視して、家にとどまった。
こういう事態を踏まえて、この国では、地震国、津波が多い国として世界的に知られているにもかかわらず、いざ大地震、大津波が発生するといっても、誰もまともに動かない。


わたしは覚えていますが、チリの津波警報の時、中国地方に住む筆者の地域にも、上空にヘリが飛んで、避難情報を呼びかけていました。
しかしもちろん、誰も避難しようなんて、思わなかった。
それはそうです、地球の裏側、ですもんね。


ただ、東日本大震災の本震は震度7で、これは現行の地震計で計測できる最大震度であるだけで、本当は震度8、とかいってもおかしくなかったでしょう。
これだけ烈震が襲うと、ふつう、すぐに避難しますよ。
それは、大きな余震が続いて、怖かったかもしれないけど、東北沿岸に住む人なら、直感的に、「これはヤバい」と気づかないと。


そうです、東北沿岸、特に三陸沖近辺は、むかしから、大津波で何度も大きな被害を受けています。
じっさい、この東日本大震災で被災し、家を津波で流失した人は、こう言っていました、過去に2回も、津波で家を流されたと。
つまり、今回で3回目。
以前流失して再建した時に、少し高台に移動して新築したそうですが、それでもダメだった、とのこと。
しかし、これだけ大きな地震だったら、必死で逃げても、よさそうなもんだ。


ということは、これは、一種の人災です。
前年のチリ大地震のとき、タカをくくっていた東北地方の人たちが、甚大な被害を受けた。
こういう見方があっても、おかしくない、と思います。
わたしは、東北の人たちが気の毒だとは思うけど、自分だったら、生き延びていると思う。
それは上述のとおり、たいへんな大地震ですから、本震発生直後から、もし動けた場合は、ですが、必死で逃げたと思うんですよ。
ほかの誰かを助けていて津波にのまれた気の毒な人は、少なからずいたとは思いますが。



わたしはそれよりも、この東日本大震災、ずっと以前から、気になっていた。
というか、わたしは毎日、地震情報を細かく日記に記録していて、東北沿岸がおかしいことは、わかっていた。
地震の専門家なら、もっとよくわかったのではないか?


これを説明するために、以下に、当時の地震情報のメモを、掲載します。
わたしが昨夜、自分の日記を読み返して、地震情報のみ抜粋して、編集しました。


2011/01/01(土)08:01 茨城県沖    M4.6  深さ50km 震度3: 福島中通り、茨城県
2011/01/03(月)04:10 茨城県沖    M4.4  深さ30km 震度2: 福島中通り
2011/01/09(日)11:21 茨城県南部   M3.5  深さ60km 震度2: 茨城
2011/01/12(水)01:01 福島県沖    M4.2  深さ40km 震度3: 福島浜通り
2011/01/12(水)05:21 福島県沖    M3.5  深さ50km 震度2: 福島浜通り
2011/01/17(月)16:14 茨城県沖    M4.2       震度3: 茨城県北部
2011/01/25(火)14:24 千葉県東方沖  M5.3  深さ10km 震度2: 埼玉南部
2011/01/28(金)16:41 茨城県北部   M3.9  深さ50km 震度2: 福島中通り
2011/02/05(土)10:56 千葉県南東沖  M5.2  深さ70km 震度4: 千葉南部
2011/02/10(木)12:11 福島県沖    M4.2       震度2: 福島中通り
2011/02/10(木)13:20 茨城県沖    M4.4       震度2: 福島浜通り
2011/02/10(木)22:03 福島県沖    M5.3  深さ50km 震度4: 福島浜通り
2011/02/16(水)04:07 三陸沖     M5.3       震度1: 岩手内陸北部
2011/02/16(水)10:30 千葉県東方沖  M4.1  深さ50Km 震度2: 千葉北東部
2011/02/16(水)15:17 千葉県東方沖  M3.8  深さ60Km 震度2: 千葉北東部
2011/02/16(水)18:14 岩手県沖    M4.0       震度2: 青森県三八上北
2011/02/20(日)00:32 房総半島南方沖 M4.3       震度1: 三宅島
2011/02/20(日)08:17 福島県沖    M4.0  深さ40km 震度2: 福島浜通り
2011/02/21(月)20:34 宮城県沖    M4.1       震度2: 宮城南部
2011/02/22(火)18:54 三陸沖     M5.0       震度1: 宮城北部
2011/02/27(日)00:38 福島県沖    M5.2  深さ40km 震度3: 福島中通り
2011/02/27(日)11:05 岩手県沖    M3.3  深さ50km 震度2:
2011/03/01(火)23:13 福島県沖    M4.1  深さ40km 震度2: 福島浜通り
2011/03/09(水)11:45 三陸沖     M7.3  深さ 8km 震度5弱: 宮城北部
2011/03/09(水)11:57 三陸沖     M6.3  深さ10km 震度3: 宮城北部
2011/03/09(水)13:37 三陸沖     M6.1  深さ10km 震度3: 岩手沿岸北部
2011/03/09(水)13:46 三陸沖     M5.1       震度2: 岩手沿岸北部
2011/03/09(水)16:14 三陸沖     M4.8       震度1: 宮城北部
2011/03/09(水)17:02 三陸沖     M5.2  深さ10km 震度2:
2011/03/09(水)20:28 三陸沖     M5.2  深さ10km 震度2: 宮城北部
2011/03/09(水)23:24 三陸沖     M4.6       震度1: 宮城北部
2011/03/10(木)03:16 三陸沖     M6.2  深さ10km 震度3: 岩手沿岸北部
2011/03/10(木)03:45 三陸沖     M6.1  深さ10km 震度3: 宮城北部
2011/03/10(木)06:24 三陸沖     M6.6  深さ 9km 震度4: 宮城北部
2011/03/10(木)08:58 三陸沖     M4.6       震度1: 宮城北部
2011/03/10(木)20:21 三陸沖     M5.1       震度2: 宮城北部
2011/03/10(木)20:30 三陸沖     M4.5       震度1: 宮城中部
2011/03/11(金)01:55 三陸沖     M5.3  深さ10km 震度2: 宮城北部
2011/03/11(金)03:14 宮城県北部   M3.5  深さ10km 震度3: 宮城北部
2011/03/11(金)07:44 宮城県北部   M3.5       震度1: 宮城北部
2011/03/11(金)14:46 三陸沖     M7.9  深さ10km 震度7: 宮城県
2011/03/11(金)15:15 茨城県沖    M7.4  深さ80km 震度6弱: 茨城県
2011/03/11(金)15:26 三陸沖     M7.2  深さ10km 震度4:
2011/03/11(金)15:41 岩手県沖    M5.7  深さ50km 震度4:
2011/03/11(金)15:49 岩手県沖    M5.8  深さ10km 震度3:
2011/03/11(金)15:57 茨城県沖    M6.1  深さ20km 震度4:
2011/03/11(金)16:01                    震度3:
2011/03/11(金)16:04 岩手県沖    M5.8  深さ20km 震度4:
2011/03/11(金)16:15 福島県沖    M6.8  深さ10km 震度4: 福島
2011/03/11(金)16:30                    震度5弱: 福島浜通り
2011/03/11(金)16:38 岩手県沖    M5.9  深さ30km 震度4: 岩手
2011/03/11(金)20:01 福島県沖    M5.5  深さ40km 震度4: 福島浜通り
2011/03/11(金)20:37                    震度5弱: 岩手内陸北部
2011/03/11(金)20:39 宮城県沖    M5.6  深さ40km 震度4:
2011/03/11(金)20:46 茨城県沖    M5.4  深さ40km 震度3:
2011/03/11(金)20:58 岩手県沖    M5.5  ごく浅い 震度4: 岩手県
2011/03/11(金)21:13 宮城県沖    M6.1  深さ10km 震度4: 岩手県、宮城県
2011/03/11(金)21:16 岩手県沖    M6.0  ごく浅い 震度4: 岩手県、宮城県
2011/03/11(金)21:21 福島県沖    M4.9  ごく浅い 震度4: 福島県
2011/03/11(金)21:33 三陸沖     M5.2  深さ10km 震度3: 宮城県
2011/03/11(金)22:15                    震度3: 宮城南部,福島中通り,茨城北部・南部,栃木北部・南部,千葉北東部・北西部
2011/03/11(金)22:17 茨城県沖    M5.7  ごく浅い 震度3: 茨城、栃木、千葉
2011/03/11(金)22:29 福島県沖    M4.5  深さ40km 震度3: 福島県
2011/03/11(金)22:33 福島県沖    M4.5  深さ30km 震度4: 福島浜通り
2011/03/11(金)22:47 福島県沖    M4.9  深さ50km 震度3: 宮城北部・宮城中部,福島浜通り
2011/03/11(金)22:56                    震度3: 宮城北部,宮城中部 福島浜通り
2011/03/11(金)23:00 茨城県沖    M5.4  深さ30km 震度4: 茨城北部・南部,千葉北東部
2011/03/11(金)23:10 福島県沖    M5.1  深さ40km 震度3: 福島県
2011/03/11(金)23:44 茨城県沖    M4.8  深さ50km 震度4: 茨城北部
2011/03/11(金)23:56 茨城県沖    M5.9  深さ10km 震度3: 福島中通り・浜通り,茨城北部・南部,栃木北部,千葉北東部・北西部
2011/03/12(土)00:06 福島県沖    M5.3  深さ30km 震度3: 福島県
2011/03/12(土)00:13 茨城県沖    M6.6  深さ10km 震度4: 千葉県
2011/03/12(土)00:20 (19?) 茨城県沖 M6.2  深さ10km 震度3: 福島県会津,茨城北部・南部,埼玉北部・南部,千葉北東部・北西部
2011/03/12(土)02:30 福島県沖    M5.1  深さ10km 震度4: 福島県
2011/03/12(土)02:56 福島県沖    M4.4  深さ30km 震度4: 福島浜通り
2011/03/12(土)03:11 福島県沖    M6.0  深さ40km 震度3: 山形村山地方,置賜地方,福島中通り・浜通り・会津,茨城北部・南部,栃木北部,埼玉北部・南部,千葉北東部 (緊急地震速報あり)
2011/03/12(土)03:40 茨城県沖    M4.1  深さ30km 震度3: 茨城県
2011/03/12(土)03:44 福島県沖    M5.0  深さ40km 震度4: 福島中通り

2011/03/12(土)03:59 新潟県中越地方 M6.6       震度6強: 長野北部



上記、左から地震発生時刻、震源地、地震の規模、震源の深さ、最大震度とその地域。
日記では、もっと詳しく、市町村名まで、震度1の小さな地震まで、メモしてあります。

プロポーショナルフォントで表示したら、タテの列が乱れるので、読みにくいかと思います。



上記、東日本大震災の本震、14時46分の本震は、「M7.9」となっていますが、これは当日にNHKのデータ放送を見てメモしたものです。
後で、この大震災はマグニチュード9を超えた、と修正されました。
ですので、本震以降の余震でも、軒並みマグニチュードが上向き修正されたかと思います。
当時、わたしはNHKのウェブページに地震情報が載っているのを知らず、テレビを観てメモしていたから、書き落とした部分が多い。
今でも気象庁か、USGS のウェブサイトに、当時の地震情報が公開されていると思います。
わたしも後で時間があれば、加筆修正します。



上述のように、この年はずっと、東北から関東北部の沿岸、沖合で、中小規模の地震が発生し続けました。
今はこんなことは起こらないから、当時が異例だったのが、よくわかると思います。

特に、大地震の数日前から、本震発生までの間に、マグニチュード7を超える地震が1回、マグニチュード6を超える地震が5回発生。
これは、普通には起こらない事態なのが、今ならわかると思います。
それで、専門家の皆さんは、この時点で、何か対策というのか、何かをしていた可能性が高い。
だけど、それを一般市民の人々は、知らなかった。


今なら、「地震MEGA予測」ですとか、ああいう地震予測を専門にする人たちが騒いでいるでしょう。
当時は?


それで、わたしは、これは素人でも、東北沿岸がヤバいのは、わかったと思うんです。
だから、当日、よっぽど地震にうとい人でもないかぎり、大震災になるという予測が、本震直後から立たないはずがなく。
わたしは、東北の人は、大津波に慣れていると、先に指摘しました。
だから、生き残った人は、たいてい、津波の被害がどんなものか、逃げなければいけないこととか、知っていたと思います。
知らなかった人か、死んでもいいと思っていた人が、津波で死んだ。
そう思うのが自然です。


ということで、これは、地震国日本では、当たり前の話。
だから、東日本大震災を1つの震災として、当たり前に受け止めるべき。
このあと、このレベルの大地震が、また起こらないとも限らない国なのだから、「花は咲く」などと勘違いなことをホザいてないで、ちゃんと津波避難の情報を流すべき。
ただ逃げれば済んだ、それだけだ。


阪神大震災の時は、火災が激しくて、あとは就寝中で圧死した人が多かったけど、東日本大震災は、真昼間ですから。
逃げれば済むのに、逃げないのが悪い。
だから、東北の人は気の毒だが、津波で死んだ人は、よほど運が悪かったか、ただ、津波を見くびっていたか、だ。


わたしは、自分の家は古くて、本震で倒壊するのがわかるから、津波で死んだ人の話しか、していない。
つまり、本震で家が倒壊する場合には、わたしの津波避難の話は、まるで無意味だ。
ただ、普通の家で、地震で家が少し壊れても避難できるような人の場合の話だ。


しかしとにかく、当時、地震の専門家の皆さんは、東北から関東北部の沖合で異変が起きつつあることを、わかっていたと思う。
今なら、もっと大きな声で発言しているだろうか?
たぶん、人々が何も知らなかったから、というだけではないが、この時、誰かが、「もうすぐ大地震が起こる」、と言っていたら、ここまで地震の被害が拡大することは、なかったと思う。

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Category: 時事


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